ほ〜むぷらざ5月(利き五感)

ほ〜むぷらざさんに、「ワンコイン勉強室から」というタイトルで連載の機会を頂きました。
画像をクリックするとPDFファイルを開いて、ページ右上の「 ↓ 」ボタンからダウンロードもできますので、ご関心ある方はお楽しみ頂けたら嬉しいです。

また、1300文字程度の原稿を書いて、ちょこちょこカットされてしまってたりするので、ブログでは元原稿をそのままアップしたいと思います。

カットの理由としては、文字数の調整もありますが、いろんな方が読む媒体なので、「誰か特定の人を傷つけたりしないように」という視点で編集者さんに編集して頂いています。

このカットが、普段好き勝手にブログやfacebookを書いている時と緊張感が全く違うので、とても勉強になります。

スクリーンショット 2018-09-20 4.51.39

____ 以下、元原稿 ____

タイトル:利き五感

我が家では、小学校低学年の頃から毎週日曜の9時から12時は3兄妹が居間に集められ、父の合格をもらうま では「ホームワーク」という市販の教材でお勉強をすることがルールでした。近所の友達が遊びに来ても、玄関の取手にぶら下げられた母手作りの「お勉強中」 の標識で門前払い。「かなめーのお家は真面目だからな〜」と、外から聞こえる友達の声胸に辛く刺さり小学校高学年になる頃の私にとって勉強は苦しいもので した。同時に勉強は「誰かにやらされるもの」になっていました。しかし、そんな「やらされていた」勉強のお陰で学校のテストで困ることはなく、持久走やス ポーツが苦手な私にとっては勉強は児童期の「有能感」を得る方法だったり、厳格な父から家族構成員として「存在」させてもらえる唯一の方法と考えるように なっていました。

自力の中学受験や交友関係の失敗を経て迎えた中学校時代は、存在維持の為に他力(塾)を借りた「やらされる勉強」の毎日 でした。その甲斐あって、高校からは進学校に通える事になりました。相変わらず「やらされ感」の勉強は続いていましたが、県内から集まる秀才や天才達と、 得意だった理数系の科目で勝負する事が、生きている実感を得る方法になりちょっと「自発的な」勉強が始まりました。一方で、国語や英語、社会などは絶望的 で、本を読む事は苦手で、ノートに写本したり単語カードを作ったりしてもあまり効果は出ず、進学校あるあるのような成績降下をたどる始末でした。

進路選択に向けて情報収集を始めた時、「利き五感」なる言葉が目に止まりました。それによると、「情報の入り方、ものごとの理解の仕方、言葉の伝え方は人 によって異なり、イギリスのハイスクールでは3つのタイプ別学習法が紹介されている」との事でした。その3つは①視覚(見る)を使って覚える ②聴覚(聴く)を使って覚える ③体感覚(感じる)を使って覚える。この3つのタイプを知った時、私のこれまでの「学び方」を振り返り、「私は板書や本の活字には苦手意識がある。しかし 人から話を聴くことは好き。と、すると私は聴覚タイプかもしれない」という事に気付きました。

自分の学習スタイルがわかってから「やらされ感」だった勉強が一転しました。授業中や授業後にあえて先生に聴き、図書館からカセットテープを借りてこれまで苦手だった古典や歴史を通学中に聴き、文 化講演会を拝聴し、婦人会や地域の散策ツアーに参加して現地の古老の話を傾聴し、とにかく興味をもった事をとことん「聴く」機会を増やす事で学びが楽しく なりました。「知る喜び」が増えてきた高3の夏、楽しく何時間も勉強している中学や高校のライバル達の秘密やここまで導いた両親の厳しさがやっと理解でき るようになりました。

社会に出てから実感しますが、優秀な経営者や社会人ほど人一倍勉強されます。目先のテストも大切ですが、遠い将来の 自立や人生のキャリアアップに向けて、児童・生徒の頃に自分の学び方に気づけると、私のように「もっと早く気づけていれば、、、」とならずに人生はより豊 かになるかもしれません。「利き五感」、何かのヒントになれば嬉しいです。

本文:(1295文字)

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