ほ〜むぷらざ11月(外と繋がる)

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__ 元の原稿 __

タイトル:お母さんの献身的サポート

「こんにちは、どうぞこちらへお掛け下さい」

電話問合せで保護者面談の予約のあったお母さんが来室されました。娘さんが中1の半ばから学校に通えなくなり、中3に進級した時点で高校入試の事が気になってのご相談でした。

「学校に通えなくなる前から、いろんなところに相談に伺いました。娘が病院に行くことも大変でしたが今は大分落ち着きました。」

お母さんの説明によると、娘さんは学校に通えなくなってから、保健室登校とは異なって午前中は適応教室を利用されて学習支援を受けていました。午後は週に1回、心療内科に通院していて専門医のアドバイスを受けていました。小学校低学年の頃は人見知りが激しく、一緒に同伴登校して教室の後ろからそーっとお母さんが帰る事も多かったそうです。本格的に通学に困り始めたのは小学3年の頃からで、頭痛が始まって少しずつ学校を休みがちになり、お母さんが学校に様子を伺いに通っていたそうです。友達間のケンカの仲裁に入ったり、年下の子ども達の面倒見のいい子ではありましたが、内心はそれがとても嫌でそれを隠しながら頑張る心の優しい性格の女の子でした。心療内科の予約は1年待ち3ヶ月待ちがほとんどで、10箇所ほどの病院を方々問い合わせて、相性の合いそうな先生を探して通院を始めたそうで、「社交不安障害」の診断を受けていました。

「自分の胸の内を言っていい人、自分の事をサポートしてくれる人に出会うまではあきらめるな」

娘さんに自分の気持ちを大事にする事をいつも伝えてるお母さん自身も心を躊躇するタイプで、娘さんの気持ちにより近く寄り添えるんでしょう。【心を大事にする】事を決めてもやはり不安で、他の家庭の子達と比べてしまったり「取り残されている」と不安に思ったり、いっしょに泣いたり苦しんだりしてしまう。それで講演会に行って話を聞いたり、新聞を読んだりして専門家の意見を集めてそれからどうするかを親子で悩んでいたご様子でした。

「自分だけの考えでは子どもを押し込めてしまう。自分にはできないけど、素敵な人がいっぱいいるのでいいなぁと思える人に橋渡しになれれば。。。」

お母さんの献身的な寄り添いをきっかけとして、彼女の不安を少しずつ軽くしながらのワンコイン勉教室での学習環境補助がスタートしました。

本文(942文字)

※キーワード

1:適応教室・・・適応指導教室(てきおうしどうきょうしつ)は、教育委員会が、長期欠席をしている不登校の小中学生を対象に、公的な施設で学習の援助を行っています。可能な範囲で「外に出る」ことで、たくさんの大人の人に出会い、「社会とのつながり」の機会を考えます。

2:心療内科・・・不登校や学校への行き渋りが心の問題の場合には、専門家のご意見を踏まえた学習環境作りを考えます。

3:社交不安障害・・・人前に出たり知らない人と話をする場面で強い不安や緊張を感じ、吐き気やめまい、声がふるえる出ないなどの症状が身体に現れます。ひどい時にはうつ病やパニック障害も併発する事もあり、周囲の人々との接触や活動を避け日常に支障を及ぼす事になります。

 

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