ほ〜むぷらざ2月(同時処理と継次処理)

 

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ほーむぷらざ2月(同時処理と継次処理)

__ 元の原稿 __

テーマ:同時処理と継次処理

「xやyを使った方程式ができなくて、職業訓練校の試験に困っています。大人ですが教えて頂けませんか?」

稀にですが、結婚や就職の為に高校受験をしたい、けれど、中学レベルの数学ができなくて困っているご相談を受けます。

夜働いている方も多くいらっしゃるので、1週間の間のお休みの日や、出勤前の数時間を使って勉強にいらっしゃいます。

「先生!少数や分数はわかってきたのですが、この方程式と言うものがいまいち何をしてるのかさっぱりなんです」

そうおっしゃるので、問題の式から、手順をかいつまんで行きます。

「1つづつはわかるんです。でも、なぜこの次にそれ、この次にそれ、と手立てが思いつくのか、1人になるとわからないんです。」

大人は子どもと違ってわからない事をわからないと言えたり、何がわからないかどこがわからないか言えるので、手探りでいろんな手立てを明示してわかりやすさの好みを確認しながら解説を進める子どもとは違うので、また新たな気づきを得ます。

「あの、ちょっとやり方変えていいですか?問題から始めるんじゃなくて、答から戻ります。これが答えですね、これがこうなって、こうなって、こうなって、こうなると、問題に戻る。この説明だとどうですか?ただ逆にしただけなんですが。」

「あぁ!!わかりました!そう言う事だったんですね。なんですか、これって?」

「はい、おそらく、学び方というか情報の処理の仕方が【同時処理】ってやつなんだと思います。はじめにやった解説は【継次処理】でした。前者だと全体から部分を説明する。後者だと部分から全体を説明する。どちらも説明なんですが、学ぶ側の好みと合わないと理解しにくいようです。」

「もしかしたらこれまでの勉強も同時なんとかってヤツで習えたら今頃こうなってなかったのかもな〜。自分も子どもができたら伝えよ。」

大人2人の話し込む問題に興味深々な小6女子が横から覗き込んできます。

「お!お嬢ちゃん達、勉強頑張ってるの??えらいね〜。おっちゃんみたいに大人になってからだと大変だから頑張りなよ!」

そう言われて、普段はのんびり宿題を仕上げて女子トークを楽しむ小6女子ズが、心持ち、いつもよりもセカセカと宿題に取り組み始めました。

学びの伝染が、また1つ広がりました。

本文(932文字)

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