失敗に学ぶ

40代手前になり、小中高生の勉強に限らず、大学生や会社の新入社員、中堅社員にも仕事の基礎を教える現場を持つようになりました。彼らと接する時にいつも意識している事があります。「失敗経験と分析」です。

 小中高生には、学校の定期テスト後の失敗分析。大学生や新人社員には仕事の計画とホウレンソウによる知行合一の失敗分析。中堅社員には年次・四半期・月次計画と生産性の失敗分析。失敗と向き合うのは苦しく勇気が入ります。でも、その失敗に愚直に素直に向き合うと、必ず応援者が現れて助言を与えてくれます。

 小学生の頃、父が勉強に厳しかったこともあって、学校のテストはほとんど解け、思い上がっていました。小6の1月、私立中学を受験し惨敗、人生初の挫折でした。自信喪失でまぶい抜けした中学時代は生きた心地がせず、塾に通わされひたすら勉強の日々。鬱憤は積もり積もっても爆発させる根性もなく、ジメジメした地味な中学時代を淡々と過ごしていました。そんな苦しい中学3年の1月、挫折を味わった進学校にリベンジし合格する事ができました。暗い時代が一気に好転したと思ったのも束の間、先に合格した同級生に独学で高3までの勉強を終えている人がいました。聞いてみると「教科書は全部書かれているから自分で進めただけ。勉強は好きだから何時間やっても飽きない。」と。勉強を強制されたり父に褒めてもらいたかったり、塾に入って勉強をしたり、常に何かで勉強している自分と、勉強が好きで好きで自分で楽しんで勉強をしている先達者との差に愕然としました。思い上がりは今でもありますが、私の失敗分析の25年は、小中高生や社会人後輩への反面教師教材として役立つようになりました。今後も自己研鑽に励みます。

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