社会で必要な力をつける授業

2016年3年2組「人工知能を使って教育を受けられない子どもを救うには?」、2017年3年5組「IT(AI・ロボット)で楽しい授業づくりとは?」、これらは私が中学3年生に出した課題です。那覇市小禄中学校において、地域の企業(団体)の協力を得て、課題解決学習を体験し、そのプロセスの中で生徒の人間関係形成能力、社会形成能力、課題対応能力の向上を目的とし、もっている力を活用し、伸ばす授業が実施されました。依頼を受けて私は上記の課題を出しました。授業を進めていく上で私はいくつか「仕掛け」をしました。私の中学時代を思い起こすと、真面目に大人しく通学していた私は特に先生方と交流する機会がありませんでした。代わりに、目立った髪色や身なりで先生方に指導を受ける生徒達は、かまってもらえているようで少し羨ましく思いました。

指導を受けることは良いことではありませんが、「大人とのやりとり」がある事、親ではない他人と「人として真剣につきあう関係」がある事に羨ましく思っていました。そこで、この授業を通して先生方と生徒の「やりとり」を仕掛けました。

 具体的には学校の意味や先生の意味、授業の工夫について生徒から先生に「手紙」を書かせ調べ学習をさせます。時間調整や手紙を書く行為から「質問のマナー」や「学校の仕組み」「先生方の専門知識」に触れる機会が生まれ、先生と生徒の間により一層尊敬や信頼が生まれ心の距離が近づいて最終学年として師を知るきっかけになれないか?と欲張りなねらいを立てました。ねらい通り事が進んだかは定かではありませんが、生徒達は中学生ゆえに仮説検証・調査は物足りなくても、とてもユニークなアイデアで寸劇も入れた素晴らしい発表をしてくれました。

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