広島に思う

今年3月、縁ある方から平和学習として広島にお招きいただいた。
沖縄・福岡・広島・東京・札幌から集ったメンバーと夜な夜な平和談義を続ける。

朝一の時間を使って、ホテルから30分ほど歩いて平和記念公園に到着。

さらに歩を進めて原爆ドームを川越に眺めれるベンチに座り、しばし込み上げてくる感情や当時の様子を想像する。

川を渡って間近で原爆ドームを観察する。

原爆ドームの周りには、団体ツアー客や個人旅行者の日本人、アメリカ人、イタリア人、韓国人、中国人、ドイツ人、様々人々が溢れていた。

その横で、日本語、英語、中国語、韓国語、ロシア語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、様々な言語に訳された「原爆ドームにまつわる自作ガイドブック」を道に並べて、各言語で原爆ドームについてボランティアガイドをされる男性がいた。

自作ガイドブックを手に取り、ABCCの史実を知り、現地の人からのメッセージを受ける。

沖縄では学ぶことのできなかった、現地広島で学ぶ「戦争」「平和」。
また両者の戦後復興の歩みと今を学ぶ。

原爆ドームに行く前日、一人の女性に出会った。
彼女は「よもぎ」の絵を名刺にあつらえて自分の活動を語った。


「強くたくましいよもぎのように活動を続けてきた。これからも地道に続けていきたい。」と細身の身体から発せられる彼女のメッセージと目の奥には、彼女の強い意志とピュアな心を感じた。

広島を訪ねて思うこと。

それは『人の尊さ』であった。

沖縄では何かの拍子や歴史的日付にあわせて言葉を発する人行動を起こす人は多くいる。
しかし、広島では、常に『平和』について心打つ活動をされて胸がぎゅっとなる言葉を語る人に多く出会った。

身近な沖縄での『平和』も大事だが、
他府県の『人』を通して『平和』を学ぶ時間を少しずつ増やしていきたい。

<おまけの花写真>

市役所前の花

河原の花と木