ほ〜むぷらざ実施レポート

『(株)タイムス住宅新聞社週刊「ほ~むぷらざ」』様より、紙面による情報提供の提案を頂きました。

ちょうど、大学院の研究で社会資源活用情報等を整理していたので、平成28年4月21日から平成29年3月16日までの計12回に渡って毎月1回、学習環境補助の情報提供を県内季刊誌媒体「週刊ほ〜むぷらざ」を通して原稿作成及び発信を行いました。

大学院の指導教官より「文字と絵や写真を用いて一般読者の理解を容易にする」というアドバイスを頂き、「メディアを使って情報発信し、子育てにおけるお母さんの安心づくりと、予備知識学習の機会をつくる」事を目的として実施しました。

そのレポートを公開します。

ほ〜むぷらざ3月(予習ノススメ)

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__ 元の原稿 __

テーマ:予習ノススメ

「高等就学支援金って何ですか?」

たまに、「受給資格がない」と勘違いされて、支援金を受けない方がいらっしゃるようです。正しい手続きをすると、高校授業料を国が支援してくれる制度が平成26年から始まっています。高等就学支援金の受給資格を得るには課税証明書と一緒に申請します。個人事業主の方は確定申告を済ませないと課税証明書を発行できない事もあり、年度末の慌ただしさに忙殺されると、せっかくの支援金制度が利用できない事もあります。忙しさでチャンスを逃さない為にも、予め準備をしておく事が必要です。

子ども達が教室で学ぶ学習スキルの1つが【予習】です。

予習をすると、授業を楽しめたり、制度を活用して授業料で得できたり、特待生に選ばれたり、海外へ派遣されたり、友達にわかったところを教えて喜ばれたり、偉大な先生に出会えて人生の秘訣を教えてもらえたりと良い事づくしなので、予習はオススメです。

【予習】の方法は簡単です。教科書のこれから習う範囲を予め読み、新しい言葉を調べ、わかりにくいところやモヤモヤするところに?マークをつけて、先生に質問する事を書き出して準備をしておきます。算数や数学であれば問題にいくつかチャレンジして解答まで行ないます。それから授業の中で、できなかったところ、解答解説が理解しづらかったところを先生が解説する時にしっかり見逃さず聞きます。それでもわからなかった時に準備した質問を持って行きます。

先生に質問をするのは勇気がいります。でも、きちんと調べて自分で考えて準備をして質問をするときは、後ろめたさもなく、その謙虚さと熱意が必ず先生に伝わり教えてくださいます。

これは大人になってからも同じことです。事前に準備もせず人に聞くことは、相手の貴重な時間を奪う事になり、そんな事をすると信用を失います。信用を築くのは大変ですが失うのは簡単です。簡単に他力を借りようとせず、自力で勉強する態度は信頼となりチャンスとなります。

世の中には偉大な先生がたくさんいらっしゃいます。威張らず、目立たず、案外身近なところにひっそりと潜んでいらっしゃる偉大な先生は、自力の勉強を認めてくださり、チャンスを与えてくださいます。

初めはやらされ感でもまずはやってみて下さい。次第に授業中のモヤモヤ感が減り、先生に質問をして意味がわかる事、教えて頂ける事が楽しくなります。大学では、自分で考えて学ぶ事が大前提で、社会では予習をする事で仕事がはかどり、たくさんの人に喜ばれる事が多くなりますので、早めに身につけられるとイイですよ。3月は進級に向けてやる気も高まる時期なので、勉強の仕方を練習するのにオススメです。

勉強に関心の高い皆さんと、私が取り組んできた学びの気づきの共有はこれでおしまいです。生涯続く勉強のどこかで、一緒にワンコイン勉強会をできる事を祈っております。

一年間、貴重な学びの機会をありがとうございました。

本文(1157文字)

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ほ〜むぷらざ2月(同時処理と継次処理)

 

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ほーむぷらざ2月(同時処理と継次処理)

__ 元の原稿 __

テーマ:同時処理と継次処理

「xやyを使った方程式ができなくて、職業訓練校の試験に困っています。大人ですが教えて頂けませんか?」

稀にですが、結婚や就職の為に高校受験をしたい、けれど、中学レベルの数学ができなくて困っているご相談を受けます。

夜働いている方も多くいらっしゃるので、1週間の間のお休みの日や、出勤前の数時間を使って勉強にいらっしゃいます。

「先生!少数や分数はわかってきたのですが、この方程式と言うものがいまいち何をしてるのかさっぱりなんです」

そうおっしゃるので、問題の式から、手順をかいつまんで行きます。

「1つづつはわかるんです。でも、なぜこの次にそれ、この次にそれ、と手立てが思いつくのか、1人になるとわからないんです。」

大人は子どもと違ってわからない事をわからないと言えたり、何がわからないかどこがわからないか言えるので、手探りでいろんな手立てを明示してわかりやすさの好みを確認しながら解説を進める子どもとは違うので、また新たな気づきを得ます。

「あの、ちょっとやり方変えていいですか?問題から始めるんじゃなくて、答から戻ります。これが答えですね、これがこうなって、こうなって、こうなって、こうなると、問題に戻る。この説明だとどうですか?ただ逆にしただけなんですが。」

「あぁ!!わかりました!そう言う事だったんですね。なんですか、これって?」

「はい、おそらく、学び方というか情報の処理の仕方が【同時処理】ってやつなんだと思います。はじめにやった解説は【継次処理】でした。前者だと全体から部分を説明する。後者だと部分から全体を説明する。どちらも説明なんですが、学ぶ側の好みと合わないと理解しにくいようです。」

「もしかしたらこれまでの勉強も同時なんとかってヤツで習えたら今頃こうなってなかったのかもな〜。自分も子どもができたら伝えよ。」

大人2人の話し込む問題に興味深々な小6女子が横から覗き込んできます。

「お!お嬢ちゃん達、勉強頑張ってるの??えらいね〜。おっちゃんみたいに大人になってからだと大変だから頑張りなよ!」

そう言われて、普段はのんびり宿題を仕上げて女子トークを楽しむ小6女子ズが、心持ち、いつもよりもセカセカと宿題に取り組み始めました。

学びの伝染が、また1つ広がりました。

本文(932文字)

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